2006年10月13日

マクロビオティックに五行説は必要か?A

前回は桜沢如一が、どうのような経緯でマクロビオティックの根本理念である「無双原理」を打ち立てたかを検証しました。

では、「陰陽五行説」に焦点を当ててみましょう。

■「陰陽五行説」とは?

陰陽五行説は、中医学や風水、陰陽道など中国の思想体系の中心を成す原理ですが、元々は前出の陰陽説とは別に五行説という別個の理論あり、徐々に結びつき、春秋・戦国時代に統合体系化されたそうです。

陰陽説とは、前回に触れました伏羲に先立つ「易」の二元論です。

五行説とは宇宙は5つの基本元素「木火土金水」で成り立ち、それぞれが相生・相剋するという考え方で、一説には伏羲がいた伝説の時代が終わった紀元前2070頃から始まる夏王朝の聖王禹(ウ)がつくったといわれます。禹の治世のときに洛水からはい上ってきた一ぴきの亀の甲羅に書かれた文様から五という数を悟り、国を治めるのに五つの基本原理を思いついたとう伝説があるそうです。

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ここからが私の疑問なんですが、何で「陰陽という2元論」と「五行という5元論」が結びつくのかということなんです。

陰陽説はとてもシンプルでわかりやすいのですが、これに五行説が結びつくと途端に判り難くなる印象があります。そもそも何で「5」なんだろうという素直な疑問があります。

陰陽説の根本原理は「太極→両儀→四象→八卦」、つまり「0(1)→2→4→8」という世界観です。

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つまり、四象という「4」元素ならとても判り易いのですが、なぜ「+1」の「5」なんだろうと混乱してしますのです。

これは単純に私が「易」を中心に考えているから混乱するのだそうです。なぜなら「陰陽五行」という考え方はむしろ、五行を活かそうとした思想だったようです。(陰陽説との折衷案みたいな・・・)

つまり、万物は「木火土金水」の5元素がらなっているのが前提で、その5元素は天上の見えない根本エネルギーである陰と陽から生成されるというように、「易」の四象八卦はあまり重要視しないみたいなのです。

むしろ易的な「陰陽説」と五行を基本とする「陰陽五行説」は別物の考えた方がよさそうです。

<つづく>

【マクロビオティックに五行説は必要か?シリーズ】
@無双原理と陰陽説
A陰陽五行説とは?
B五行説の歴史と謎 
C古代世界と五惑星観
D陰陽説と五行説の観測点の違い
E古典マクロにおける五行説の必要性
Fまとめ


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